特設コースにBMW iX3を2台用意し、新素材FORTEGAホイールを比較試乗



先導付きの体験走行から本格的なスポーツ走行まで、さまざまなスタイルでサーキット走行が催されたスピードフェスティバル2025。メーカーも出展したが中でも多くの来場者を集めていたのがBBSブースだった。来場者のお目当てになったのは、次世代アルミニウム合金「FORTEGA」を使ったホイール(プロトタイプのFL)の体感試乗会だった。走行コースとして設定されたのはパドックの一部を使って設置した特設会場。
用意された車両はBMW iX3が2台。ノーマル状態の車両と新素材であるFORTEGAを用いたホイールであるFL(プロトタイプ)を履いた車両を用意、“同一車種のホイールの違い”を乗り比べてホイールがグレードアップすることによる走行フィーリングの違いを体感することが目的となった。同じ車両、同じ条件での比較試乗はなかなか体験できることでは無いので、試乗会が開催された時間帯は常に行列が絶えない人気のアトラクションとなった。イベントの性格上、サーキット走行やスポーツ走行に興味がある来場者も多く、新素材を用いたホイールには興味を持つケースが多く、試乗後にもBBSのスタッフに質問する姿も見られ、FORTEGAへの注目度の高さが伝わって来るアトラクションとなった。

BBS FL装着車

純正ホイール装着車
今回の試乗のテーマとなったのがBBSの次世代素材を用いたホイールだ。今年のオートサロンで市販モデルが発表された新アルミニウム合金であるFORTEGAを用いたホイール、第一号モデルとなったのがFL。素材の大きな特徴は剛性の高さだ。そのため車重の重いBEVや大型SUVなどとのマッチングも良く、クルマの性能を引き出すことのできるホイールとなっている。

今年のオートサロンで発表した新製品「FL」は4月1日から正式な受注を開始した。
この特性が端的に理解できるように設定されたのが今回の体感試乗会だ。BMW iX3による比較試乗でFORTEGAの長所をわかりやすく表現することがテーマになった。実際に筆者も体感試乗を実施したのだが、低速での試乗と言うこともあってどれほどの差が出るのかが若干懐疑的だったのだが、純正からFORTEGA装着車両へと乗り換えるとすぐにその効果が体感できた。ハンドリングはリニア感が向上しているのがわかる、ハンドルを切った分だけスッとクルマが旋回する、確実に回頭性の良さがアップしている。旋回時にムダに力が逃げる感覚も無くステアリング操作がすべてホイール→タイヤ→路面に伝わっている感覚が強いのが長所だと感じた。
体感試乗でFORTEGAの違いを体感、ユーザーのリアルな感想を聞いてみた
■ルノーメガーヌRS TROPHYに乗る川﨑成樹さん


BBS歴は古く30年来のユーザーだという。現在5台のクルマを所有する中で4台にBBSホイールを履きメガーヌRSにはRI-Aを装着。今回はBBS JAPAN TANZO CLUBによるサーキット走行に当選、スポーツランを楽しみに来場したという。ルノーメガーヌ仲間の井上裕樹さん(メガーヌRS)も同乗しての参加となった。
「体感試乗会に参加したのですがFORTEGA装着車両はハンドルの切り始めが軽快なのがすごく良いですね。またアクセルを開けた瞬間にリニアに進む感覚も好印象です。今回は低速での走行のみでしたが高速道路のレーンチェンジなどはすごく快適なんじゃ無いかと想像してしまいました。実際に走るとiX3のような重いクルマに良いと感じました、またデザインも大型SUVに合っていますね」
さらに後部座席に同乗してFORTEGAを体感した井上さん、
「後席に乗っていてもわかるのがスッと軽く前に出る感覚でした。これは直感的に良いなと感じました」
■ゴルフGTIに乗る大倉 仁さん


当日は会社の後輩である北原慧奈さんを誘ってイベントに参加した。大倉さんは愛車にBBSのRFを履く10年来のBBSファンでもある。そんなクルマ好きの大倉さんは車両に関する知識を後輩の北原さんに話すことがきっかけで年齢差を超えた仲間になった2人。北原さんは免許取得で“MT免許”を選んだのも大倉さんのアドバイスからだった。BBSの体感試乗も“こんな機会は滅多にないので乗ってみない?”と大倉さんが後押しして北原さんがハンドルを握ることになった。
「FORTEGAの比較試乗はすごくわかりやすかったです。FORTEGAを履いているクルマに乗るとコーナーを曲がったときに地面をつかんでいる感覚が強かったです。これはすごいと思いました。走り出しでも路面を軽快に蹴っている感覚が心地良かったです。まだマイカーは所有していないのですが現在スポーティな車種を探し中です」
一方の大倉さんもFORTEGAの体感試乗で同乗してそのフィーリングを確かめた。
「停車時からのスタートでスッと車両が前に出る感覚が良いですね。重いクルマを感じさせない走りでした。ホイールのでデザインもおしゃれで良いと思いました」
■メルセデス・ベンツC200で参加した三原弘俊さん


8年ほど前からBBSのホイールを愛用しているベテランユーザーだ。CクラスにはRE-Vを履きこなし、鍛造による軽量さをより高めるためにチタンボルトを投入する。もう一台所有しているEクラスには超々ジュラルミンのモデルを履くという根っからのBBSユーザーだ。
「FORTEGAの試乗ではハンドリングの軽快さが印象的でした。BBSはいろいろ経験してきましたが、これは良いホイールだと思います。体感試乗では低速走行だけだったんですが、高速域での性能はどうなんだろうと興味を持ちました」
■ゴルフRに乗る原島さん

原島さんが乗るのはシャーシ補強やコンピューターチューニングなど、ひととおりのチューニングを施した本気仕様のゴルフR。友人の伊藤洋絵さんと一緒にイベントに参加したのは2人でサーキット体験をするため。今回は先導走行をチョイスして、峠での走行とは次元の違う走りを体感してみたかったと話してくれた。
「友人もサーキットは未経験だったので一緒に体験したいと言うことで連れてきました。イベントの中でBBSのブースを見つけてFORTEGAの試乗をしたのですが、真っ先に感じたのは路面とタイヤがピタッと吸い付く感覚です。ズレない感じですね。iX3は重いクルマなのにそれが非常に正確で感心しました。サーキットを走るともっとわかるんだろうなと思いました」
■スイフトスポーツで参加の杉山浩一さん

普段はMR-Sに乗る杉山浩一さん、イベント直前にベアリングの破損により修理中のため、急遽ご子息のスイフトスポーツでイベント参加した。MR-Sに関しては気に入ったホイールにサイズが無いのが昨今の悩みだとか。
「BBSの体感試乗で用意されていたiX3ははじめて乗ったんですが、FORTEGAを装着した車両は走り出した瞬間に軽さを感じました。低速で走り出すだけでもその差は明確でした。パイロンを使ったコーナリングでもハンドリングや車体の動きに軽さを感じました。またiX3とFORTEGAを組み合わせた車両での乗り心地も良かったです」
TANZO CLUBのメンバーによる、サーキットの体験走行も実施された

午後からは袖ケ浦フォレストレースウェイのコースを愛車で走ることができるサーキット走行の枠も設けられた。こちらはBBSの鍛造ホイールユーザーのためのコミュニティであるBBS JAPAN TANZO CLUBのメンバーを対象にした走行で、同クラブからの応募者の中から40名が当選して走行することとなった。20分間の走行ということで体験走行としてはしっかり周回できるスケジュール、各参加者も思いっきりアクセルを開ける心地良さや、広いコース幅を目一杯使ってコーナリングする楽しさを存分に味わったようだった。





ちなみにBBS JAPAN TANZO CLUBはBBSの鍛造ホイールを購入したユーザーを対象としたメンバーズクラブであり、今回のサーキット走行を含めたさまざまな特典があるので、BBSユーザーで条件が整っている場合には是非とも入会しておきたい。
今後もBBSでは各種の体験走行なども実施して行く予定なので気になるユーザーはホームページをチェックするなどして、新素材のFORTEGAのパフォーマンスの高さを体感してみると良いだろう。