【BBS × PRO SHOP】極上のスタイルを。ユーザーの理想を形にするお店・OLIVE (2/2)

販売ホイールの9割がBBSというOLIVEだが、和田さんが若い頃にBBSに持っていたイメージは「おじさんが履くホイール」でしかなかったという。

「実際に自分で触れるまでその感覚でした。ATS-BMに入りカスタム作業を通してBBSに触れるんですが、その“良さ”にどんどん心惹かれていって。入社して1年経つ頃にはもうすっかり虜になっていましたね」

ブランドとしての存在感。そしてその価格に見合う卓越した品質、飽きのこないデザイン。さらにBBSを装着するだけでクルマの表情が引き締まり、一気にグレードアップしたような感覚は、カスタムを手がける身としてとても実感したという。

「あとはリセールの良さも大きいです。品質、デザインに加え、ブランドへの信頼性があるから、たとえ車の乗り替え時にも価値が下がらないんです。これはBBSホイールならではですよ」

耐久性と美しさを兼ね備えたBBSホイールは、時間が経っても商品の価値が衰えない稀有なホイールだ。また、長年にわたり高品質な製品を提供し続けることで築かれたブランドの名声は、市場でも高い評価を受けており、それがリセールバリューにもつながっている。

さらにお店目線では、大手量販店でも個人店でも価格に差がないのが嬉しいと和田さん。

プロショップとしての“色”を付加価値として一緒に提供できることは個人店の強みでもある。さまざまなお客さんと密に連携してきた経験や知識のフィードバックが、プロショップではより濃く受けられるわけだ。

秘すれば花。OLIVE流カスタム

「シンプルで上品」。これが和田さんが手がけるカスタムカーに通ずること。秘すれば花、OLIVEのカスタムカーは走行時からは見えない隠された「花」が特徴的だ。

「ノーマルの良さはそのまま残しておきたいんです。ホイールは当然BBSで、そこにブレンボを組み合わせます。これは決定事項ですね（笑）。外側はそれくらいで、あとは内側にちょっとした魅せる仕掛けを入れるんです」

取材時のガレージには和田さんの愛車レクサス・SC（ソアラ）が。参考までにそのカスタムを見せていただいた。

画像: 「BBSとブレンボの組み合わせ。これは決定事項です（笑）」と和田さん。ホイールカラーはDS（ダイヤモンドシルバー）。光と影のバランスで見え方が変わるDSは、OLIVEのイチオシカラーだ — 「BBSとブレンボの組み合わせ。これは決定事項です（笑）」と和田さん。ホイールカラーはDS（ダイヤモンドシルバー）。光と影のバランスで見え方が変わるDSは、OLIVEのイチオシカラーだ

画像: エンジンは載せ替えたときに赤く塗装。ボンネット裏の造形美を魅せる仕掛けに思わず唸る取材班 — エンジンは載せ替えたときに赤く塗装。ボンネット裏の造形美を魅せる仕掛けに思わず唸る取材班

画像: オイルタンクにはBBSグッズのリストバンド。遊び心も忘れない — オイルタンクにはBBSグッズのリストバンド。遊び心も忘れない

画像: レカロシートを2脚セット。他内装も赤と黒で統一している（これも決定事項！） — レカロシートを2脚セット。他内装も赤と黒で統一している（これも決定事項！）

外からは一見してノーマルだが、エンジンルームを開けるとそこには真っ赤なエンジンが。

ボンネットの裏には鏡面仕上げを施したステンレスを設置し、反射でエンジンルームが見えるようにカスタマイズ。内装と同じく赤に塗られたエンジンは、その造形美と相まって見るものを魅了する。

これがOLIVE流カスタムの真骨頂。外観を派手にドレスアップするのではなく、ノーマルの外観に隠した花が、ここぞというときに現れる。これが多くのユーザーの心を奪うわけである。

和田さんはこうしたカスタムを昔から得意としてきた。その和田さんの“色”に魅了された人が、【最高のお気に入り・私のBBS遍歴 Vol.2】に登場していただいた新垣さんだ。

記事にも写真は出ているが、改めてこちらでもその愛車を紹介したい。

画像: 一見してシンプルな佇まいのクラウンマジェスタ — 一見してシンプルな佇まいのクラウンマジェスタ

画像: ライトアップすると妖艶な雰囲気に様変わり — ライトアップすると妖艶な雰囲気に様変わり

上の写真は、4月に開催されたドレスアップミーティング時のもの。マジェスタのトランクルームをあければ、そこにはスペアのBBSホイールを魅せる仕掛けが施されている。

画像: これら写真は取材の1ヶ月ほど前に開催されたドレスアップミーティング時のもの — これら写真は取材の1ヶ月ほど前に開催されたドレスアップミーティング時のもの

画像: OLIVEが手がけた新垣さんのクルマはこのイベントでも入賞している — OLIVEが手がけた新垣さんのクルマはこのイベントでも入賞している

ちなみに、和田さんにとってのBBSホイールは隠すべき花ではなく、観客の心を捉え引き込むための仕掛けのひとつ。まずクルマが目に留まらなければ始まらない。OLIVEのカスタム構成にBBSホイールは欠かせないのものなのだ。

カーライフを共に歩む“街のタイヤ屋さん”として

ここまでカスタムについて紹介してきたが、OLIVEは何もドレスアップ・カスタム専門のお店というわけではない。

「お店のサイトは派手なイメージになっていますが、カスタムは趣味みたいなものです（笑）。OLIVEはタイヤ・ホイールの販売、アライメント調整から車検対応、あとは新車販売などなど、クルマに関することならなんでも気軽に相談できる“街のタイヤ屋さん”だと思ってもらえればうれしいですね」

多くの常連さんに愛されるショップOLIVE。なんと遠く岩手から訪れるお客さんも。

「元々こっちの常連さんでした。僕はもう向こうでやればいいって言ってるんですけど（苦笑）。その方、自分だけのBBSホイールを作れるMY BBSサービスの1号・2号（フロント・リア）なんですよ。どうしても1号を取らせたくて（笑）。いまもずっと履いてて、この間も愛車の写真を送ってきましてね」
※MY BBSサービスは2018年4月に終了しました。

同店サイトにも記載されているが、“店主の趣味”でパワープッシュしているBBSホイール。その良さは訪れるお客さんにも伝わり、同店常連さんはそのほとんどがBBSホイールを履いているとか。（もちろん本人が気に入って、である）

お客さん曰く、OLIVEでドレスアップしたクルマにはやはり和田さんならではの色が出るという。当記事はもちろん、各種イベント会場でOLIVEのクルマに興味を持ったら、ぜひ一度相談してみてほしい。あなたの理想の一台を、きっと作り上げてくれるはずだ。