「BBSホイールがついて、ようやく“完成”しました」
「このカスタマイズには200万円くらいかかっていると思います」
加賀屋さんは、愛車「シビックタイプR FK2」の前でそう話してくれた。日本で750台しか販売されていない限定車。それだけでもレアなのに、その中でもさらに唯一無二の車を目指したと、加賀屋さんは言う。
カスタマイズのこだわりを聞くと、運転席でおもむろにステアリングを外して見せてくれた。元のステアリングに搭載されていたオートクルーズなどの各種スイッチは台座部に移植し、現在はmomoのステアリングを装着している。
フロントの左右にはカーボンのメッシュ。日本にはないパーツだったのでイギリスから取り寄せたという。さらに「ボンネットを開けるとダクトが……」と、自慢のパーツを次々と見せてくれた。
新車で購入して7年。一度にはできないので、欲しいパーツを少しずつ集めてカスタマイズしてきた。
「パーツを探すのは大変でしたが、本当に楽しかったですね。今のところ、この状態が私の中では完成形。これ以上は蛇足でもう手を加えるところはありません」
自慢のカスタマイズの最後のピースとして装着したのがBBSホイール『RI-A(タイプR鑑定団スペック)』だ。まさに画竜点睛。白い車体にマットブラックのホイール、そして赤地に金のセンターキャップエンブレムが映える。
「BBSのホイールはスポーツカー乗りの憧れですからね。すべてのパーツの中で一番嬉しかった。装着したときには『これで完成した』と感じました」
ホンダ一筋で4台目。念願のスポーツカーで大満足なカーライフ
現在、本田技術研究所でホンダ車の開発に携わる加賀屋さんの愛車遍歴は、学生時代にお兄さんから譲ってもらったホンダ・フィットに始まる。
次が自分で買ったホンダ・アコードのMT車。この頃からホイールを意識するようになったが、BBSのホイールはまだ高嶺の花だった。しかし、先輩からBBSホイールを譲ってもらい、BBSデビュー! このときはスタイルやBBSホイール装着の優越感とともに、走り出しが軽くなったことに感銘を受けたという。
その後「どうしてもスポーツカーに乗りたい」と、シビックFD2を購入したのが10年ほど前。同車には純正オプションにBBSホイールがあり、購入を決意した。オプションのホイールにはBBSのエンブレムこそなかったが、スタイル・操作性の特別感は格別だったという。
そして現在の「シビックタイプR FK2」で4台目だ。限定750台に1万8000件の申し込みがあったというが、加賀屋さんは見事抽選で引き当てた。
カスタマイズの仕上げとなったホイールも、車を購入したディーラーの「Honda Cars 野崎」がBBSとコラボして作り上げたレア物『BBS RI-A(タイプR鑑定団スペック)』。
※商品についてのお問い合わせは「Honda Cars 野崎」にお願いします。
オンリーワンをめざしてカスタマイズしてきた加賀屋さんにとっては至高のホイールといえるだろう。
休日は仲間と愛車でサーキットを走ったり、耐久レースにも出るという加賀屋さん。スポーツカー仲間と集まったときに、BBSのホイールはやはり一目置かれるとニッコリ。加賀屋さんにとってBBSのホイールは、スポーツカー乗りの「憧れとステータス」なのだ。
では自分だけの1台を完成させたことで、燃え尽きることはないのだろうか?
「7年乗ったのでそろそろ乗り換えては、と勧められることもありますが、ホイールを変えたばかりで、まったくそんな気にはならないですね。毎日乗っても飽きないし、街乗りがとにかく楽しい。そう思わせてくれるホイールなんです」
YouTubeで話題沸騰!タイプRを買うならこのお店!
宇都宮市に住む加賀屋さんが大田原市にある「Honda Cars 野崎」を初めて訪れたのは、10年前にシビックタイプRを購入したとき。同店はタイプRの販売日本一を謳い、松本正美店長はF1エンジンの設計にも携わった経験を持つ。
もうひとつ言えば、松本店長はGoogle JAPAN社が選出する「日本を代表する100人のYouTubeクリエーター」にも選ばれている。加賀屋さんもこれらの情報に触れ、タイプRを買うならここと決めていた。
▶︎▶︎BBS RI-A(タイプR鑑定団スペック)については動画でどうぞ!
「決して大きな店ではないですが、販売でも整備でもシビックタイプRを扱ってきた数、経験には自信があります」と松本店長。
さらにこう続ける。
「もうひとつ当店の特徴は、お客様同士のつながりが強いことだと思います。普通、車のディーラーでお客様同士が仲良くなることはあまりないと思うんですよ。でもここでは大した用事がなくても(笑)、お客様が集まってきて愛車やレースの話題で盛り上がっています」
松本店長のもとには、たくさんのスポーツカー愛好家が集まってくる。そして、耐久レースや各地のサーキットで行われる走行会で再び出会い、話に花が咲くことも。そういった交流ができることも、加賀屋さんが足繁く同店に通う理由だ。
信頼できるお店や仲間たち。そして最高のお気に入りである愛車シビックタイプR FK2。加賀屋さんの幸せなカーライフは、これからもずっと続いていくことだろう。
(取材協力)Honda Cars 野崎
所在地 | 栃木県大田原市薄葉2702-2 |
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TEL | 0287-29-0107 |
営業時間 | 9:00〜19:00 |
定休日 | 水曜日・第一・第三火曜日 |
HP | https://hondacars-nozaki.com/ |
YouTube | タイプR鑑定団 F1店長のタイプRチャンネル |