2023年5月26日(金)〜28日(日)にかけて予選も含め行われた『ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 第2戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』。当記事をご覧のみなさんの中には、会場に足を運んだ方や、公式YouTubeチャンネルで中継を見た方もいることだろう。一方で「耐久レースってなに?」「どんなイベント?」なんて興味をもってくれた方もいるのでは? ここではスーパー耐久シリーズの概要と、当日にレース会場で行われたBBS体感試乗会の様子をお届けする。

耐久レースとは? 見どころを解説

耐久レースとは、規定時間内の走行距離(周回数)を競うモータースポーツ競技のひとつ。速さはもちろんのこと、長時間走行を完遂するためのレースマネジメントや戦略、不意のトラブルをいかにスムーズにリカバーするかなど、スプリントレースとはまた違った見どころのあるレースカテゴリーである。

2018年に復活した“24時間”レース

今回ご紹介する『ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 第2戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』は、その名の通り丸一日かけてレースをするという耐久レースのなかでは最長のもの。

24時間レース自体は1968年に開催されたものを最後に50年ほど休止していたが、2018年にスーパー耐久シリーズとして復活。以降は静岡県のサーキット・富士スピードウェイで毎年開催されている。

画像: 2018年に復活した“24時間”レース

愛車と同じ⁉︎ 参戦するのは量産車のカスタムカー

耐久レースで使われる車両は我々が普段乗っている乗用自動車(ツーリングカー)を改造したもの。F1のようにそれ専用の特別車両ではなく量産車を使っており、カスタムパーツも市販品が使われている。

そのため、自分の愛車と同じクルマが目の前を激走するなど、とても親近感が湧くレースなのだ。

画像: 愛車と同じ⁉︎ 参戦するのは量産車のカスタムカー

9つのクラスが同時に走る!

スーパー耐久の参戦車両は、排気量や駆動方式によって9つのクラスに分けられる。詳細は下記の通り。※こちらは2023年6月現在のものです。

  • ST-Xクラス
    FIA GT3 公認車両、GT3規格に準ずる車両
  • ST-Zクラス
    GT4 規格車両、GT4規格に準ずる車両
  • ST-TCRクラス
    TCR 規格車両、TCR規格に準ずる車両
  • ST-Qクラス
    他のクラスに該当しない、STO(スーパー耐久機構)が認めた開発車両
  • ST-1クラス
    以下のST-2 〜 ST-5以外の車両
  • ST-2クラス
    2400cc 〜3500cc迄の4輪駆動車両、及び前輪駆動車両
  • ST-3クラス
    2400cc 〜3500cc迄の後輪駆動車両
  • ST-4クラス
    1500cc 〜2500cc迄の車両
  • ST-5クラス
    1500cc未満の車両

これら9クラスの車両は混走するが、それぞれのクラスでタイトルが決まる仕組みだ。(もちろん総合優勝もある)

上記クラスのなかでも、2021年に新設されたST-Qクラスは話題で、カーボンニュートラル燃料(CN燃料)を使ってレースに臨む「Team HRC(ホンダ・レーシング)」や「Team SDA Engineering(スバル)」をはじめ、水素エンジンを搭載した車両や、バイオディーゼルを使用した車両など、今後のレース界の未来を見据えた自動車メーカーチームも多数参戦。

過酷な耐久レースは、技術開発の場としても機能しているわけだ。

BBSがサポートするチームも!

スーパー耐久シリーズではBBSもサポートする4チームが参戦している。

【ST-Xクラス】 GTNET MotorSports

画像: DAISHIN MPRacing GT-R GT3

DAISHIN MPRacing GT-R GT3

2020年からGTNET MotorSportsと共に、NISSAN NISMO GT-R GT3を駆りスーパー耐久シリーズを戦ってきた「TEAM DAISHIN 」。24時間レースでは総合優勝1回、3位入賞2回という華々しい戦績を誇る。今シーズンはMP Racingとコラボレーションし、マシンカラーもオレンジとイエローを基調にしたものに。新生「DAISHIN MPRacing GT-R GT3」に注目だ。

【ST-Qクラス】 Team SDA Engineering

画像: Team SDA Engineering BRZ CNF Concept

Team SDA Engineering BRZ CNF Concept

Team SDA Engineering 」からは、昨年同様に61号車「Team SDA Engineering BRZ CNF Concept」が登場。今年は井口卓人氏(Cドライバー)、山内英輝氏(Bドライバー)、廣田光一氏(Aドライバー)というメンバーに、SUBARU社員で操安性開発を担当する伊藤和宏氏(Dドライバー)を加えた4名で参戦する。カーボンニュートラル燃料や再生カーボン部品などを使った未来を見据えたマシンで2023シーズンを駆け抜ける!

【ST-Qクラス】 Team HRC

画像: CIVIC TYPE R CNF-R

CIVIC TYPE R CNF-R

スーパー耐久「第2戦 富士SUPER TEC 24時間レース」から参戦する「Team HRC(ホンダ・レーシング)」。ホンダとしてSDGsへの取り組みを発展させていくべく、市販車ベースのシビック・タイプRにカーボンニュートラル燃料を使用。過酷なレース環境で得たデータと経験を量産車へフィードバックしていく。後述する「Honda R&D Challenge」は同じホンダチームながらも意識せざるを得ない存在。両者の走りに注目したい。

【ST-2クラス】 Honda R&D Challenge

画像: Honda R&D Challenge FL5

Honda R&D Challenge FL5

ホンダの社員たちが集まって結成した従業員自己啓発チーム「 Honda R&D Challenge 」。スーパー耐久へは2019年より参加しており、2023シリーズは昨年の最終戦で投入したシビック・タイプR(FL5)を駆ってフル参戦!年々パワーアップしてきた同チームは初のクラス優勝を目指す!

▶︎▶︎「Honda R&D Challenge 」 2020年のスーパー耐久の様子はこちら

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