若者たちが躍動した本大会の熱戦を振り返るとともに、モータースポーツの新たなストーリーを展望する。
画像: 上列一般の部の選手/下列U-18の部の選手 ※集合写真撮影時はマスクを外していますが、前後はマスクを着用しています。

上列一般の部の選手/下列U-18の部の選手 ※集合写真撮影時はマスクを外していますが、前後はマスクを着用しています。

2019年に国体の文化プログラムとして初めて開催された「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」も今年で4回目を迎えた。今年は栃木県宇都宮市の日環アリーナ栃木が会場となり、 10月15日(土)・16日(日)の2日間に渡り熱戦が繰り広げられた。

BBSジャパンがオフィシャルスポンサーを務める『グランツーリスモ7』を使用した部門では、 オンライン予選の参加者が過去最高となり、熾烈な予選を勝ち抜いた総勢24名の選手たちがここ決勝の地で腕を競った。

リアルさながらのレース展開

画像: アルファロメオ 155 V6 TI

アルファロメオ 155 V6 TI

画像: レッドブル X2019 Competition

レッドブル X2019 Competition

本大会はU-18の部、一般の部の2部構成だ。ともにレギュレーションが決められており、U-18の部は『グランツーリスモ7』のオリジナルコースを使用、車種も実在する「アルファロメオ 155 V6 TI」の統一だ。一般の部はデイトナ・インターナショナル・スピードウェイロードコースを使用し、車両は架空のレッドブル X2019 Competitionを使用する。
U-18の部で使用された「アルファロメオ 155 V6 TI」は往年のDTMマシンとしてファンには有名だが、架空の車両が登場するのもバーチャルレースならではだ。

実況は実際のレース実況で経験豊富な辻野ヒロシさんが担当。プロゲームプレーヤーのチョコブランカさんが駆け付けると会場のボルテージも一気に上がり、張り詰めた空気の中で決勝レースが始まった。決勝レースはU-18の部、一般の部ともに大接戦。リアルなレースをはるかに超える展開で会場を大いに沸かせていた。

U-18の部は熾烈な2位争い、一般の部はファイナルラップの劇的な展開が必見!是非動画でもご覧いただきたい。
■『グランツーリスモ7』部門 本大会 決勝(PlayStation Japanチャンネル)
https://youtu.be/ramz0UIa-iU?t=4200

画像: U-18部門で見事大会2連覇を達成した佐々木 拓眞選手

U-18部門で見事大会2連覇を達成した佐々木 拓眞選手

画像: 一般部門で初優勝を手にした奥本 博志選手

一般部門で初優勝を手にした奥本 博志選手

会場には豪華ゲスト陣も

画像: 予選が終わるとインタビューや憧れの山内さん(写真右)記念撮影。写真左はイゴール・フラガ選手。

予選が終わるとインタビューや憧れの山内さん(写真右)記念撮影。写真左はイゴール・フラガ選手。

会場には『グランツーリスモ』の生みの親、山内 一典氏も駆け付けていた。若いころから『グランツーリスモ』に魅了されてきた筆者にとっても憧れの存在だ。山内氏は以前『グランツーリスモ7』を通して車文化を世に残したいと語っていたが、そんな彼を会場の若い選手たちが取り囲み、記念撮影を求められる姿を見ると感慨深いものがあった。100年に一度の自動車の革命(EV化)が起きていると言われる今、内燃機関の自動車文化、今後の自動車の楽しみ方を『グランツーリスモ7』が後世に伝えてくれるのではないか。

さらに、e-Motorsports 業界でも世界的に活躍するリアル&バーチャルの“二刀流”のドライバー、イゴール・フラガ選手の姿も。最近では「SUPER FORMULA e-Motorsports アンバサダー」に就任するなど、リアルなレース界での活躍も期待できる存在だ。そんな彼の活躍を見ると、今回の大会で腕を競った若者たちが『グランツーリスモ7』を通じて車文化に興味を持ち、リアルなレーサーへと進む新たなストーリーも見えた様に感じた。

リアルでもバーチャルでも

U-18の部、一般の部ともにリアルなレースさながらで、非常にハイレベルな戦いが繰り広げられた本大会。10代、20代の活躍が特に目立ち、若者のパワーに圧倒された。

彼らが築き上げてきた「e-motorsports」という文化。リアルさながらに人々を魅了し、興奮の渦に巻き込むその世界に敬意を表し、支援していくことも我々の使命だと感じる。BBSはモータースポーツを起源としたホイールメーカーだ。レースで勝てるホイールを提供したい、その一点でスタートした。それはリアルでもバーチャルでも関係ない。BBSが『グランツーリスモ7』のオフィシャルスポンサー活動を通して果たすべき役割を、本大会は改めて再認識させてくれるものだった。

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