レーサー・いとうりな BBS×スタッドレスタイヤを体感レポート
さて、雪道走行が及ぼすクルマへの影響やBBSホイールの強さは分かったが、BBSホイールとスタッドレスタイヤの組み合わせはいったいどんなフィーリングなのだろうか?
今回はレーサーでもあるいとうりなさんをドライバーに招き、その印象をレポートしてもらった。
いとう りな
2006年にレースクイーンとしてデビュー。その際、間近で見るレースの世界に魅了されドライバーを志す。2008年にはカートでドライバーデビューし、2011年には全日本ラリー選手権に参戦。以降、その活動範囲はアジア圏まで拡大し国内外のレースに精力的に参戦。各大会での優勝・入賞経験も多数! その活動はブログ「ガンバり〜な!!」にて発信中だ。
試乗したのは、街乗りもアウトドアも本気で楽しめるスバルのSUV・フォレスター。グレードは1.8L DOHC 直噴ターボ“DIT”搭載のSPORTだ。ここにBBSのアルミ鍛造1ピースホイール「RI-A」と、ミシュランのスタッドレスタイヤ「X-ICE 3+」を装着して、試乗スタート!
フォレスター SPORT
●全長×全幅×全高:4625×1815×1715mm ※
●ホイールベース:2670mm
●重量:1570kg
●排気量:1795cc
●最高出力:177ps/5200-5600rpm
●最大トルク:300Nm/1600-3600rpm
●駆動方式:AWD(常時全輪駆動)
●タイヤサイズ:225/55R18
●車両価格(税込):3,289,000円
※ルーフレール付きは全高+15㎜
フォレスター スポーツで札幌近郊をドライビング
まずはスバル札幌東店を出て高速道路へ向かう。市街地の路肩には除雪された雪がこんもりと積もっているが、道路はきれいに除雪された状態だ。
「スタッドレスタイヤを履くからといって、毎回雪道を走るかというとそうじゃないんですよね。とくに都心部だと、もしもの時のために履く人が多くて、雪道走行はほとんどない。だからこそオンロードでの性能やフィーリングってすごく重要だと思うんです」といとうさん。
とはいえ、ここは北海道。しばらく走ると辺り一面は雪景色だ。この日の気温は4度ほど。比較的暖かい日ではあったもの、峠道に入ると路面には少し雪が残っていた。
トンネルや橋といった路面状況の変わる場所、峠で木々の影になるようなところは道が凍っている可能性もあるため十分留意して走るいとうさん。
しばらくして、いとうさんにフォレスターの印象を聞いてみた
「運転席が高くて視界がいいので、路面状況の確認がとてもしやすいですね。雪道だと真っ白で見にくいことが多いのですが、行ける道、行けない道の判断がすぐにできるのでありがたいです。あと、多少荒れた道でもクルマがグイグイ行ってくれるし、雪上でのゼロ発進もX-Modeを使えばなんなくスタートできるので安心ですね」
BBS×スタッドレスタイヤのフィーリング
市街地、高速道路、峠道とそれぞれシチュエーションの異なる道路を走って、いとうさんはBBSホイール×スタッドレスタイヤに何を感じたのか?
「高速道路のつなぎ目や、橋のちょっとした段差を乗り越えた時の反動の収まりが早いですね。カチッとしているというか、標準車と比べると少し硬くはなるんですが嫌な感じではなく、すごくスポーティになったと思います。好みもあるとは思うんですけど、走ることが好きな人には、この“収まりの良さ”は嬉しいかも」
「あとは、ステアリング操作に対してクルマが即座についてくる感じが気持ちいいです。電子制御のツーリングアシストがついているので気付きにくいんですが、高速走行時のふらつきだったり、障害物を避けたりしたときの車両の戻りが非常にスムーズになりました。意のままに操ってる感が強くなって、運転がすごく楽しいです!」
やっぱりビジュアルがいいとアガる!
走行性能はもちろんだが、やはりビジュアル面も重要だろう。
「スタッドレスタイヤには廉価なホイール、というのが通説になっていて、私もそれで過ごしていたんですが、やっぱり愛車のビジュアルに満足できないというか……気分が上がらないんですよね。でも雪道での影響も少ないのなら冬もそのままBBSホイールで、というのは大いにありだと思います。そのほうが走っていても楽しいですしね!」
いとうさんも太鼓判を押すBBSホイールとスタッドレスタイヤの組み合わせ。
もしBBSホイールのユーザーで、冬時期の愛車環境に不満を持っている人がいたら、ぜひ来シーズンはBBSと共に過ごしてみてほしい。きっと、冬のドライブに新たな楽しみが生まれるはずだ。
取材協力
住所:札幌市東区東苗穂4条3丁目2-92
TEL:011-783-5111
営業時間:10:00〜18:00(サービス受付17:15まで)
定休日:火曜日・水曜日