BBSオプションパーツで唯一メーカーのロゴを表示しているマックガード
自動車に関連する犯罪の中ではタイヤホイール盗難の比率が高い。当然のごとく、専用のロックが欲しいという要望は多かった。
実は20年ほど前はBBSでもマックガード社以外のロックナットも販売していたんだ。しかし防盗性や品質の面でマックガードが支持され、価格差をものともせず一気に切り替わってしまったという実績がある。
日本では自動車用ロックナットとしてのイメージが強いマックガードだが、世界的には産業用セキュリティ製品も有名だ。アメリカ合衆国の公共施設やNASAではテロを防ぐためにマンホールロックに用いられたり、フランスのルーブル美術館では絵画を守るために使われたり、危機管理の分野で大きな信頼を得ている。
様々なシーンで採用されているんですね!
では、なぜBBSが選ぶのはマックガードなのか?という点については、防犯面のほかにもナット/ボルトとしての性能が高い事にある。マックガード製品は独自の合金に熱処理を施しナット/ボルトとして最適化した材料を使用。さらにメッキ処理を7層(製品によっては8層)施すことで高い防錆性能を誇っている。
BBS鍛造ホイールにはナット/ボルトが付属する(豆知識第2回参照)ため、ロックだけが先に錆びてしまった!ということがないようにオプションパーツにも高い外観品質が求められる。
また、単純に「60度テーパー座」と言えばどれも同じと思いがちだけど、その60度の精度は盲目的に信用していいものではない。メーカーによっては粗悪品があるのも現実だ。
ホイールにおいては締結は重要な問題なんだ。マックガードではホイールの脱着を10回繰り返すトルクテンションテストを実施し、軸力の落ち幅が少ない事も確認しているそうだよ。
ナット/ボルトとして優れている点はよくわかりましたが、肝心のロックとしての機能はどうなんですか?
少し話が横にそれるけど、防犯には絶対というものはなく、モノだけでは完全に犯罪を防ぐことは出来ない。とはいえ、犯人から見て、面倒だ、通報リスクが高まる、という状態にすることで犯罪の起きにくい環境を形成する事が重要なんだよね。
1輪あたり1本のナット/ボルトを置き換えるだけの簡単な作業で、防犯効果を得ることが出来るマックガードはナット天面に複雑なキーパターンを採用し、従来の市販ロックナットに比べ、ロックキーなしで強引に外すことが困難なんだ。
一般的に販売されているロックナットの中ではトップと言えるセキュリティ性能を持つ。数多くの自動車メーカーに採用されていることからも、高い信頼性が分かると思う。
逆にキーをなくしてしまったら大変ですね。
そもそもが「外されない」事を目的とした製品だから簡単に外されたら困るんだよ。購入者であればキーを無くしても、付属のキーコードラベルによってキーの補給が受けられる。
【再発行についてはこちら https://mcgard.jp/key/】
第三者はもちろんのこと、我々BBSジャパンでもお客様の名簿やキーコードにアクセスする事は出来ないので情報漏洩の面でも安心だ。
そのほかにも、ドレスアップ向けの商品としてブラック×レッドのレーシングラグナットキット(BBS付属の袋ナットロングに対し約37%軽量)やロックボルトと化粧ボルトがセットになったインストレーションキットボルトセットなどを各種BBSロゴ入りで用意している。
インストレーションキットのナット/ボルトやレーシングラグナットはホイールと接触するシート部が回転する2ピース構造になっていて、ホイールを痛めにくい。
防犯と並行して、ドレスアップとしても是非お好みに応じて組み合わせを楽しんでほしい。