北海道の人気店『スタイルコクピット フィール』
日本が世界に誇るタイヤメーカー・ブリヂストン。同企業は日本国内で4つのショップを展開している。「ブリヂストンタイヤショップ」「ミスタータイヤマン」「タイヤ館」、そしてもうひとつが全国に61店舗(2021年11月現在)を構えるカー用品専門ショップの「コクピット」だ。
今回訪れたのは、北海道札幌市にある『スタイルコクピット フィール』。同店は、BBSの人気ホイール『LM』の 限定モデル「DG-BKBD」の販売数で全国No.1という実績を誇る。なんとその数68本!
3月〜8月という短い販売期間の中でこれほどの数を達成するスタイルコクピット フィールとは? 店長の舘 一臣(だて・かずおみ)さんに話を聞いた。
販売店として重視していること
北海道というと冬の訪れが早く、夏タイヤでいられる期間もほか都府県と比べれば短い。素人目にはそうした環境が販売数にも影響しそうに思えるのだが……。
「夏タイヤの装着期間が短いというのはそうですが、それがホイールの販売数に影響するということはないですね。というのも、前に全国のショップを見て回ったことがあるんです。そこで見たのは、お客様からの信頼を集めるお店ほど、販売店としてのこだわりをしっかり打ち出しているということ」
どんなショップなのか? どういう接客スタイルなのか? 何が得意なのか? お店としてのスタンスを明確にすることが大切だという。
では、同店のスタンスとは一体どんなものなのだろう。
「クルマ業界に携わる人間としてこれまでいろいろな製品を見てきましたが、世の中には知名度はあるけどモノ自体はそんなに……なんて製品はたくさんあります。販売店としてもいちクルマ好きとしても、そんな商品はオススメしたくないですし、使いたくない。ではお客様に自信を持って薦められるものってなにか? それは自分たちが実際に使ってみて『良い』と思った製品なんですね」
ホイールしかり、カスタムパーツしかり、カーケア用品しかり……どれも実際にスタッフたちが使用して良いと思ったからこそお店に並べる。メーカーの謳い文句をそのまま伝えるのではなく、いちユーザーとしての実体験を元にした接客。
「ただ売りたいだけのセールストークなのか、本当にオススメしているのかってお客様には伝わると思っています。自分が客として訪れていたら後者のほうが嬉しいじゃないですか」
ユーザー目線で感じた製品の良さをストレートに伝えてくれるお店。これがスタイルコクピット フィールであり、そんな同店だからこそお客さんが集まってくるというわけだ。