2024年11月28日、BBSジャパンは千葉県南房総市の高級プライベートドライビングクラブ「THE MAGARIGAWA CLUB」にて、次世代ホイール素材「FORTEGA」を採用した新型ホイールの試乗会を開催。来たるBEV時代を見据えたフラッグシップモデルの発表にふさわしい場として、各メーカーやメディア関係者を招待し、実際にその革新性を披露した。ここではその様子をお届けしよう。

世界屈指のプライベートドライビングクラブにて開催された限定試乗会

2023年の東京オートサロンで開発が発表された次世代ホイール素材「FORTEGA」。この新素材は、電気自動車(BEV)市場が直面する課題に対応すると同時に、BBSらしい革新性を追求したもので、今後のBEV時代を切り拓く存在として自動車業界から大きな期待を集めている。

そして、2024年11月28日。
BBSジャパンは完成したFORTEGA製ホイールを携え、千葉県南房総市のプライベートドライビングクラブ「THE MAGARIGAWA CLUB」にて試乗会を開催した。

通常は会員しか入ることのできない「THE MAGARIGAWA CLUB」。この日はBBSジャパンがサーキットコースを貸し切り、メーカーやメディア関係者を招いて試乗会を開催

ラグジュアリーで洗練された空間が広がる「THE MAGARIGAWA CLUB」に、続々と集まる招待客。この日招待されたのは、名だたる自動車メーカーや報道陣の方々だ。

新たなフラッグシップに。FORTEGA素材を使った新型ホイール

BBSが独自に開発した次世代アルミニウム合金「FORTEGA」は、従来のアルミ素材より10%の軽量化を実現。これからのBEV時代を見据え、大型で高荷重の車両にも対応する性能を備えている。

これにより、BBSホイール装着車両特有の軽やかなドライビングフィールを、高重量・高荷重の車両でも味わうことができるわけだ。
※BEV=Battery Electric Vehicle(バッテリー式電気自動車)

この新素材FORTEGAは、マグネシウム、超超ジュラルミンに続く、BBS技術革新の証として、新たな1ページを刻むもの。今後、BEV時代における新たなフラッグシップとしてその存在感を高めていくだろう。

自動車業界のプロたちが体感!FORTEGAの実力とは

試乗会は、THE MAGARIGAWA CLUBのピットからスタート。この日用意された車両は、BMWのミドルクラスSUV「iX3(EV)」だ。

BMWのミドルクラスSUV iX3(EV)

参加者は、純正ホイール装着車とFORTEGA製ホイール装着車のBMW iX3を乗り換えながらコースを走行し、それぞれのフィーリングを体感する。

異なるホイールによる走行性能の違いを実感する中、試乗車を先導するのは、井口卓人、山内英輝、藤波清斗、柳田真孝といった錚々たるトップドライバーたちだ。

試乗会参加者のリアルボイスを抜粋

ここからは、当日の参加者がFORTEGAを体感し、どのような感想を持ったのかを抜粋してお届けしよう。
※掲載写真は走行イメージであり、コメントをいただいた方と直接の関係はありません。

旋回中のステアリング切り増しへの反応性が向上し、後輪の追従性も優れていると感じました。また、ゼブラゾーンや段差を通過する際には、ばね下が軽快に動く印象で、ショックの入力も純正と同等か、それ以上に抑えられているように思われました。

ホイールの剛性が車両の振動感や動的質感に与える影響について考えさせられました。今回の製品には、自動車の未来を感じます。

FORTEGA装着車は、走り出した瞬間からその効果を体感できました。旋回時のステアリング操作では、切り足しや戻しの反応が軽快で、回頭性の向上も明らかでした。

走り出したとコーナーを曲がる際に、その違いを顕著に感じました。本来は重さを感じるはずのSUVが驚くほど軽快に感じられました。

「FORTEGA」への期待は、試乗会に参加した方々から強く感じられ、その実力が今後どれほど多くのドライバーに支持されることになるのか、非常に注目されるところ。

各ホイールの違いに注目するメーカー陣。次世代の基準を見極めるため、鋭い視線が注がれる

新たな時代のフラッグシップとして、これからの未来を切り拓く存在であることは間違いない。ぜひユーザーの皆様も期待していただきたい。

続報は、2025年の東京オートサロンにて!

BBS ジャパンは「FORTEGA」を使用した新型ホイールの市場投入を、2025年の東京オートサロン(会期:1月10日〜12日)にて正式発表する予定だ。

現在BEVに乗っている方、今後乗り換えを考えている方は、ぜひこの機会をお見逃しなく!

オートサロン会場で、その全貌をぜひ確かめてほしい!