初心者向けの基礎知識からBBSファンも唸るコアなネタまで、独自の視点でお届けする『知って得する⁈ 豆知識コラム』。第9回目はお客様からの問い合わせが多い、補修用エアバルブのお話。

タイヤホイールの性能を最大限に発揮させ、また、それ以前にそもそも車の重さを支えているのはタイヤに充填された空気。BBS鍛造ホイールのユーザーであれば、空気圧の管理がいかに重要かなどということは今更お話しするまでもないだろう。

空気圧管理の重要さをご存知の方から、エアバルブに関するお問い合わせは連日多く寄せられる。今回は現在BBSジャパンで販売しているエアバルブを紹介していく。
次回以降では特に注意が必要なホイールの補修用エアバルブの選び方を紹介していくからぜひ参考にして欲しい。

BBSジャパンで2024年4月現在販売しているアフターマーケット製品は原則として『エアバルブ769』を使用する。
RI-Aはレースのイメージや機能性を追求しショートゴムバルブが付属(別売でエアバルブ769も使用可能)。
例外としてRG-FはエアバルブM8(エアバルブ769は使用不可)を使用している。

また、現行の製品であっても、LM / RG-R / RS-GT / SUPER-RS については現在販売してるものは全てエアバルブ769となっているが、過去に製造したものは品番によってエアバルブが異なる場合があり注意が必要だ。

現在販売しているエアバルブ一覧

  <現行品の補修用>  

エアバルブ769 <品番:P5615013>

エアバルブM8<品番:P0915036>

  <過去販売した製品の補修用>  

エアバルブ137 <品番:P5615006>

エアバルブ ショート <品番:P5615001>

エアバルブ ロング <品番:P5615002>

  <オプションパーツ>   

※エアバルブ769を使用する製品に対応

アルミエアバルブ ブラック <品番:P5615017>

これらエアバルブのうち、ホイール側が一般的なゴムバルブと同じ穴径(約11.5mm)となっているのが、エアバルブ769、アルミエアバルブ ブラック、エアバルブ137、エアバルブ ショート。
一般的なゴムバルブよりもホイール側の穴径が細いのが、エアバルブM8、エアバルブ ロングだ。

こう書くと エアバルブ769 / エアバルブ137 / エアバルブ ショート には互換性があるのでは?と考えてしまいがちだが、ホイール側の座ぐりの形状によってはエアーが漏れてしまう可能性がある。基本的には互換性は無いものとしていただき、ホイールの品番を確認の上、購入いただきたい。

よくあるお問い合わせ

他にもエアバルブに関する問い合わせで多いものをピックアップしておくので、合わせて確認してもらいたい。

Q1 エアバルブのパッキンのみ購入できませんか?

A1 当社ではパッキンのみの販売は行っていません。

Q2 エアバルブは何年使えますか?

A2 使用環境によるので不安に思われた際は販売店で現物を確認してください。

Q3 エアバルブの素材は鉄ですか?

A3 当社で採用している金属エアバルブはアルミと表記が無い限りは黄銅(真鍮)製。
  ※一般的に市販されているアルミ製のエアバルブキャップを黄銅(真鍮)製バルブ本体と使用されると電食で固着する可能性が有るのでご使用にならないでください。